女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

オンライン授業のあれこれまとめ

例にもれず本学も前期はオンラインをメインに、どうしても対面でないと無理です!というもの(実験や実習等)については対面授業を別日程で行う、ということでやっていました。また、15回のところを12回で終わってもいいという通達がありました。
んで。担当科目の中に

  • オンラインだといろいろ無理
  • 12回だと課題ができあがらない

みたいなのがあってオンラインと対面を併用して実習形式の授業をやったのでそれについてのメモです。

機材については色んな人がかいてるから各自ググってくれればいいけど、ぶっちゃけこのためにデジタル一眼買うとかしなくてもいいんじゃないのっていう印象です。いや買うか迷っててこれを機に買っちゃおっかなーという人は勢い良く買うといいですただし諸条件を調べてから。あとスイッチャーもいるかどうかはよく考えてからの方がいいと思う。

ちなみに私の環境としてはこんな感じ。

  • パソコンを使うことには抵抗がないが詳しいというわけではなく、人間ヘルプを適宜呼び出しがちなのでよくわかってないことも多い
  • 自分のパソコンの使い道は主に仕事でOfficeとあとはネットサーフィン等。たまに2Dゲーム
  • ガジェットは好き。しかし偏りはある
  • カメラはメーカーというか見た目のえり好みが激しい。一眼レフはペンタックス
  • そもそも動画とか音声コンテンツに興味が薄いしネット動画を見る習慣がない
  • とりあえず家に回線はあって速さとかはよくわかんないけど遅かったら夫が文句言ってそうだからそこそこ速いのでは

なんていうか人間ヘルプのありがたみが毎度身に染みる…。

4月

いきなりほぼすべての業務を在宅でよろしく!ていわれて手持ちのPCにカメラがついてないので途方にくれる。
もんのすごい昔に買ったwebカメラが引っ越しの荷物から発掘されるものの、30万画素であった。いつのだよ。とりあえず会議はこれでいいか、ということで自室のデスクトップ(win7の頃に買ったのでいろいろ厳しくなってきた)につなぐ。正直いい感じにアラが目立たなくて会議とかには良い。あとどうにもならないときはスマホからZoomに入ればなんとか…と言いながら仕事。5月からオンラインで授業やるよ全面的に!というアナウンスがされていやいや全部は困りますぅぅぅという感じに。困るなりに学生が自宅でできる授業と、学校でないと無理では…というのを洗い出して、結局和裁はそもそもあれだけ大きな布をひろげて作業するスペースが確保できるかわからないよね?ということで対面授業をメインに、手芸は教材キットを送り付ければいけるのではという決着をみました。しかし教材キットは市販のを使うにはちょっと予算とかが…材料買ってきてこっちで小分けにしてつめるか。あとどうやってそれを送るのか考えないとだし予算どっからだすんだよっていう話が勃発する(主に学科長と財務との間で)それと浴衣の授業は15回でもうかうかしてると終わらないのに12回ではまず無理でしょ、ということになって集中授業を2コマ×13回の授業を2コマ×1回+3コマ×8回。袖付けないとか衿なしなら12回でいけるかもしれないけどそもそも浴衣とは…みたいな(白眼)13日連続授業よりは8日の方がましだけど3コマって4.5時間ですよね…?と助手さんと眩暈を覚えつつ準備することにしました。和裁はついでに見本の一着をつくりながら師範動画を撮って細切れにYoutubeにあげることにしたものの、撮影は先延ばしに。
手芸は遠隔でやるのでスマホで手元の動画を撮る→音声無しでテロップだけつけて師範動画としてYoutubeにあげはじめる。

スマホ三脚買うのもな…て思ってたんだけど、これなら旅行の時に自撮り棒として使えるし持ち運ぶ時に引っかかる箇所がなくていいかなと思って白いのを買いました。身体の前において手元を写すのにも便利。
ちなみにYoutubeは大学のメールアドレスをアカウントにしてドメインで閲覧制限をかけています。

5月~6月

手元をうつすのに30万画素ではちょっと無理があるけどまだ全然市場にはカメラが出回らないということでスマホwebカメラにできるアプリ(iVcam)を試すものの、ものすごいノイズがのったりいろいろであえなく挫折。手元をうつさないといけないオンラインの実習についてはPCからといまは使ってないスマホからとでZoomに入り、参加者の管理やチャット、画面共有はPCで、カメラはスマホでという感じで使い分ける。しかし学生からみるとビデオオフマイクもミュートの私と普通にスマホでアクセスしてる私がいる感じで最初謎だったのではないか…いやいいんだけど。
ぼちぼち和裁の師範動画の作業をはじめる。あとで編集すればいいよねーってことでだらだら撮ってたんだけど、これが大間違いだったことに後で気づく。つらい。

7~8月

秋葉をうろうろしてたら200万画素のウェブカメラがそこそこ適正な値段で売られていたラッキー☆ということで購入。しかし手元動画をうつすにはちょっと心もとないのと「今から手元うつすねー」といってカメラの位置を変えないといけないのでイラっとする<学生は気にしないかもしれないけど私がイラっとする。そうこうしているうちに後期もオンラインがメインになるらしいという噂が流れてくる。いやまあ無理ですよね…て感じではあるけど。あと外部に見学に行くとかも無理だねーということでシラバスの変更を余儀なくされる。
カメラ問題を解決するべくネットの海を漂った結果、Black Magic DesignのATEM Miniを買うのがいいのではという感じ<デジカメ+キャプチャーボードでもいいんだけど、カメラを2台使いたいのとあわよくばiPad ProをつなげてApple Pencilで板書してるみたいにみせられればそれはそれでステキじゃない?みたいな欲を発揮した結果。どこも品切れらしい、という話に怯えつつYとかBとかの家電量販店オンラインショップのレビューをみると意外と届くまでに日数がかからない様子なのでぽちる*1
www.blackmagicdesign.com
結果3日くらいで届いた。はやっ。そもそも予備のHDMIケーブルがないので買わないとなとかありつつ、自分のデジカメ*2HDMI出力がうまいこといかないのがわかり、夫と弟に「かくかくしかじかでこういうカメラもしくはビデオカメラを探してるのでもし余ってて使わないのであれば貸してほしい」というお願いをする。結果、夫からハンディカムを、弟からはソニーサイバーショット(やや古め)を借りることに。ていうかなぜ使ってないデジカメとかビデオカメラが出てくるのか…いやいいんだけど。
しかしそうこうしているうちに怒涛の浴衣制作の実習がはじまって半月くらいがすぎ、その間に某嬢がATEm Miniの多分いいやつをぽちって勝手にサポートと称して私がやりたいことに特化した独自トリセツをよこしてくる。大変ありがたい…。

8月~9月(今ここ)

実習が終わって一斉休暇に突入し、体調不良でうだうだしたりCOCOAからの通知にうひーってなったりしながら8月末からATEMにいろいろつないでみることに。オンラインはオンデマンド型の教材はYoutubeの限定公開機能を使い、双方向授業はZoomでってことなのでZoomで話すときになんとなくしゃべっている人(=私)の顔が見えつつ、提示している資料には顔をかぶせたくない、というのが個人的な希望なのでそれをどうにかできないか模索。構成としてはこんなかんじですね。

  • カメラ1(全身用)ハンディカム。それなりに映ればいいんじゃないかなと思っている
  • カメラ2(手元用)デジカメ。できれば接写につよいやつ
  • iPad Pro(板書用)
  • ノートPC(パワポとか用)

借りたハンディカムはいいんだけど、デジカメは三脚の穴の隣にHDMIの端子があって三脚が使えないっていう…むりくりスマホホルダーで挟めば保持できなくもないけどちょっと怖すぎる…。
先日対面授業日だったんですが、一部の学生の希望によりオンライン併用ということにしてATEM Miniその他一式を実習室に持ち込んで授業をやってみました。最初に目論んでいたパワポの画面にワイプで自分の顔がのっかるのが嫌問題は解決できたので、方針としては間違ってなかった。あと後期もオンライン授業はこれでやれる、という感じになりました。そこそこ画面もきれいだったし。
しかし手元用デジカメは安定させたいよね…ということで問題のカメラ2に使うものを探すことにしました。

ウェブカメラ代わりに使うカメラについて

ATEM MiniはHDMIでつないだものをUSBでPCに出す仕組みなので(ざっくりすぎる説明)HDMIでつなげられて動画モードがついてるデジカメもしくはビデオカメラが必要になります。あとHDMI接続時にメニューが消せるものの方がいいのではないかといやまあ表示されたままでも気にしないでやるぜ!ていうならいいけどそれただのノイズですよね?みたいな気持ちになるわけで…そもそもパワポにワイプで己がかぶるのが嫌とか言ってるのにメニュー画面気にしない*3とかないでしょみたいな(暴言)で、この「HDMI接続時にメニューが消せるかどうか」というのがわりと設計者の好みの問題というか、それを必要な機能だと想定しているかどうかにかかっているんじゃないかっていう…まあそもそも動画モードでHDMIで他のデバイスに映像流すとか想定してないでしょっていう。あと動画をずーっとやるのを考えるとデジカメよりはビデオカメラじゃないですかね、みたいな話は家電量販店の人としてました。店頭でディスプレイにつながってるカメラあるじゃないですか。人が前に立つと映るやつ。ああいうイメージです。なのでビデオカメラをもう一台買って手元カメラもこれにする、という選択肢はなくはない。シビアな接写するわけじゃないし。
なんですけど、そもそもビデオカメラってつかわないよね…という感じでですね(わあひどい)
かといってデジカメでHDMIスルーのものを買う、というのもちょっとコスパ的にどうかな…というところがあって研究費で出せればいいんですけどいつまでやるのかわかんないオンライン授業にしか使わないカメラを支出するくらいなら研究費は他のものに使いたいし、自腹を切るなら今後もプライベートで使うものにしたいんですよ。ていう観点だとデジカメとかビデオカメラってどうよ、みたいな。いや普通にこれを機にたっかいデジタル一眼買っちゃうぜいえーい!みたいな魂胆があるんならいいんですけど、わたくしはペンタックス党でして2020年夏の時点でこれなら欲しいなと思うKPはHDMIスルーができなくてですね…今年中に出るって言われてるASP-Cフラッグシップ機がその機能を搭載する保証も一ミリもなくてですね…。というわけでフラッグシップ機が好みだったら買うかもしれないけど(買うんだ?)そもそもいつ出るかがわからないしマジで2020年中に出るんですかねていうか去年が100周年だったんだから去年のうちに出しときなよ!みたいな。
という話はおいておいて。
HDMIでつないで間違いなく映るもの、てなるとスマホでもよくてしかしAndroid機をHDMIスルーでつなぐ…ていうとMHLというやつなのか?でも手持ちのスマホは対応してないよね?そのためにAndroid機買うの?それなら古いiPhoneをメル○リとかで安く買ってHDMI接続できるアダプタかませばよくない?と某嬢が提案してきたのです。なるほど確かにApple製品なら確実にいけそう…ていうか検索したらやってる人いたわ最近のだけじゃなくてiPhone7とかでもできてるわ。というわけで中古のiPhoneをみてたんですけど、見ているうちに「iPhone7とかを1~2万で買うくらいなら第二世代SEを買ってデジカメ代わりに使いつつ予備機としておいとけばよくない?」とわたくしの中のマリー(・アントワネット)がささやいてですね…。

というわけで買いました。iPhoneSE。<オチ。

*1:わりと在庫あるっぽいすよあまぞんでプレミア付いてるの買わなくても大丈夫っすよというネタをFBのオンライン授業についてのグループに投稿したら同僚の先生に捕獲される。あるよねー

*2:古めのペンタックスミラーレス一眼とカシオの自撮り特化コンデジ

*3:まあ色々設定を頑張ればメニューのところを狙ってトリミングするとかできなくもないのではないかという感じではある知らんけど