女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

シャネルのヴェルニ18番は今みてもときめく:パルプ・フィクション

タランティーノ監督生誕60周年の記念上映があるということでみてきました。

【クエンティン・タランティーノ生誕祭!】『パルプ・フィクション』を3月24日(金)より全国23館で上映決定! | FILMAGA(フィルマガ)

公開時は高校生だったので(多分)映画館に見に行く習慣もなく、というかこのころのタランティーノ作品てめっちゃサブカル受けするものっていうイメージで近寄りたくなかった記憶なんですよね…。
とはいえなるほどああいう画面ってこの映画由来なのかとか、そういうのは興味深かったです。あとユマ・サーマンのつけてるネイルがやっぱりいまみても素敵。

宝塚版のあれこれって演出家の仕業だったんだという驚き:キング・アーサー

瞳子さんがモルガンやるなら見ますともということでチケットを取りました。あと小南満佑子さん可愛いよね…とりあえずホリプロならキャストは歌うまいに決まっているので安心です。

ミュージカル『キングアーサー』 | 【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約

そういえば月組でやったバージョンをみていたなあと思い出しつつアーサー王ってそもそも親の因果が子に報いってやつよな…というのがぬぐえないのでモルガンの復讐の持っていきどころがマーリンじゃないのおかしいよなとかそういうことは思いました。まあマーリンがそこそこの年数をかけてやりとげたことを台無しにしているのが巡り巡ってはマーリンへの復讐であるっていうのもわからないではないんですが、そんなに回りくどいやり方じゃなくてもいいのでは…みたいな。あと主題歌だと思ってた曲がタカラヅカオリジナルだったことにびっくりした(ていう話を某嬢にしたら「私は予習していったからあの主題歌にびっくりしたよ!」て数年を経た感想をぶつけられましたが)あと紫野小雪ちゃんのロリ神さまとかそりゃあ元にはない概念でしょうよ!!!だしモーガンの手下が分裂していたのもお気に入り娘役の出番を増やしたかっただけですかいいぞダーイシもっとやれという気持ちになりました。
話としてはまあオーソドックスな感じなんでしょうが、ランスロットの結末が違うのでびっくりしました。いやほんと。あとランスロットはどの舞台でも美男子っていう前振りと共に登場するのでやる人の心理的ハードルはなかなかに高そうだなと思っていて*1アフタートークショーで演者の方がその辺をネタにしていてトークとしてうまいなと思いました。
とりあえず前田文子さんの衣装は良い。

*1:まああーさとかははいはいイケメンですよすいませんねくらいのノリでしょうが

確定申告に振り回されるわたし:エブリシング・エブリウェア・アット・オール・ワンス

去年の夏に機内で見た時にめっちゃ面白かったので楽しみにしておりました。ぶっちゃけ去年は映画館に行く機会を逸したまま終わってしまい、今年もRRR見たいけど長いな…というのもあってならまあ映画館初めをこれにするかみたいな。日本公開おそいわ!とかもあるけど賞レースで箔付けしなかったら上映館少なくてぐぬぬってなったし某番組で映画紹介コーナーでLiLiCoさんが「めっちゃ面白いんですよこの映画」つうてふーん…ていう雰囲気になっただろうな…みたいな感じもあったのでまあこれはこれでよかったのではみたいな。いや知らんけど。

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公式サイト

話としてはマルチバース世界のアルファの配偶者に「世界をすくうのは君だ」と言われても税務署の書類はやばいし父親がきてる旧正月のぱーちーの準備はあるし娘はやや受け入れがたい恋人を連れてくるしもう大変!みたいなミシェル・ヨーがその巨悪と戦おうとしたら自分のアルファの娘でした、ていう話。いや娘だったっていうのが公式サイトに書かれててそこはネタバレじゃないんだ???て驚いています。
娘は闇おちして結果として世界を混沌に陥れようとしているんだけど、その名前がジョイっていうのもなんかこう…名付けってどの言語でも大事よなという気持ちなのと、エヴリンは元々持っている中国語(広東語?)の名前があるんだと思うんだけどその辺どうなんすかね。んで娘と一応折り合いはつけるんだけど、ぶっちゃけそんなに再生してないと思うんですよねあの家族とはいえ移民一世の主人公が娘とマジで縁を切るのはつらすぎるのでまあこれはこれで…という感じなのかもしれない。とはいえソーセージ指の世界は大変にけしからんので10代でこのシーンを見ていたら薄い本を求めてさまよっちゃうだろうな…という気がしている。あとエヴリンがあそこで娘のセクシュアリティをやや受け入れやすくなるのではないかと友だちが言っててたしかに…て思いました。

新年は歌舞伎座から

夫が伝統芸能的なものをいっかいみてみたいというのでゆーめーで派手な演目がよかろうってことで行ってきました壽初春大歌舞伎1部。あと私は別の日に2部もみた…。

 

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/803

 

今年は河竹黙阿弥の没後130年てことでそれぞれの部で黙阿弥の作品があったのですが二部の「人間万事金世中」が新鮮で面白かったです。今の視点でみると主人公の居候先の娘で小金持ちムーブキメまくりなおくらが配偶者に求めるものがはっきりしていていっそ可愛いのでは?みたいな気持ちになりました。一部の弁天娘女男白浪は「なるほどこれが戦隊モノの名乗りの元になってるというやつかー」とかそういう感慨もありつつ、基本的にはコメディぽいものの方が好きかもなという印象でした。

あとはまあどうかとは思いますが衣裳目当てで吉原が舞台になっているやつとかみたいですね…

 

歴史上の人物たちがやってるライブに迷い込むって戦国鍋TVでは: Six the Musical

ブロードウェイのミュージカルってそんなに本数みてないので王道のところをみるべきでは…?ておもいつつ、日本にこなさそうなものをセレクトしてしまうシリーズ。


Six the Musical

 

というわけでSixみてきました。

めっちゃ出来の良いアイドルグループのライブ(寸劇あり)みたいな感じ。推せる。

2023年3月にワールドツアーが韓国に来てその後韓国バージョンが上演されるのですが、ちょっと本気で観に行こうか検討中です。なんでかの説明はログが残るようなところではかきたくないですけど(こら)日本での上演はちょっと難しいと思うんですよねー。

試着ならぬ試バッグ

ぼちぼちいい年なので誕生日にブランドもののバッグの一つや二つくらい買ってもええのではみたいな気持ちになることってありますよね?(ない人は帰っていただくのがお互いのためだと思う)

とはいえびっくりするくらい高くなってんなーブランドバッグ…働き始めた頃ってなんとなくだけどOLのボーナス1回分+アルファくらいで買えてたイメージなのにこないだふらっとシャネルで2.55みたらひゃくまんえんこえててびっくりした。いやなんか高くなったつーても80くらいじゃね?みたいなふわっとした気持ちだったんだよ。とはいえ実際に手に持ってみたら金具がけっこう存在感あるんだなみたいな気持ちになったりして(あとダブルフラップでなくてもいいなとか)まあこれは母親が持っているのを借りてみればいいけど他のものについては試しに使ってみる、みたいなことが難しいわけじゃないですか基本的には。当たり前だけど。お店でかばんの中身を試しに入れさせてもらうとかしないわけじゃないですが、一日持ち歩いてみないとわかんないなーみたいなこともけっこうあるし…。というわけでブランドバッグのサブスクレンタルを試してみることにしました。とりあえず名前買いしそうなやつとかこれは定番だなみたいなのを試す予定。

スリープノーモアをお代わりしたら今回はメイドの百合だった(語弊のある表現)

ニューヨークに行ってきました。マイルでチケットとれちゃったし滞在中に舞台をみるかーってことで色々検討した結果、2018年にみたSleep No Moreとツイッターでたまに見かけて気になってたSiXをみることにしました。まあちょっと生ヒュー・ジャックマンもみたかったとかMJみとくべきなんじゃないのとかいろいろあるんですが、興味のあるところからいくとね…みたいな。

値上がりしてんなーと思いつつチケットを取り、とりあえず会場へ。仮面をつけるので眼鏡はなしでコンタクトレンズを装着します。開場前にワクチン接種証明の確認があり、手にハンコをおされます。あとKN95マスクつけてね!て案内メールにもあったんですが、忘れたりしたらどうすんだろ…て思ったらKNマスクがもれなく配られてそれに付け替えないと入れませんくらいの勢いでした。演者と観客の距離が物理的にめちゃくちゃ近いパフォーマンスなので、演者を守るっていう視点での対策ですね<終演後のバータイムはけっこうアレだったという話をうかがったので(私は飲まないのでさっさと帰りたい派)(ちょっと暗いしねあの辺)

前回は多分この辺がメインキャストなんだろうな…?というあたりを観たので、今回は最初に一番上の階にいきました。森っぽいフロアに病室みたいなセットがあり、メイドの格好をした女性が2人あらわれます。この二人が訳ありな感じ(というか百合)で踊り、別れ、一人は病室のあたりをぐるぐる踊り、一人は森の中の小屋にゲストを引き入れたりします(そしてしばらくすると解放される)。小屋の中ではメイドにティーカップを渡され、飲めるのかと思いきやスプーンも渡されて自分に飲ませろと要求し、昔々あるところに…的な話をされました(英語です)面白かったのでよかったんですが最終的なオチにたどり着くまでがめちゃくちゃぶつ切りになった感は否めなかった。あと『レベッカ』観てから行った方がいいんだろうなと思っていたのに観ずじまいだったのでもう一回行きたい気持ちはある。