女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

本当に少女たちがおこした事件ならば。

映画「先生を流産させる会」をみました。
http://sensei-rsk.com/
かなざわ映画祭でみた知人が絶賛していて、でもそのタイトルに「ええー」って思ってて、5月に劇場で公開がきまってツイッタでやんややんやと騒ぎになっていたところにスカパーでやるというので録画したのでした。
予告編をみた印象では好みな感じなのかな、でもどうなのかな、と思っていたのですが、好みの感じの予感すら外れてしまいげんなりしました。


実際の事件は男子中学生と女教師の話ですが、この映画は女子中学生と女教師の話になっています。
もしこれが本当に女子中学生と女教師の話だったら、いたずらはこんな幼稚ないたずらではすまなかっただろうし、結末も違うだろうと思う。
監督は「最初に事件の名前をみて冒頭の絵がうかんで、男子が起こした事件だと知ったのは後だった」とインタビューで答えていて、男子だとつまらないから女子にしたというようなことをおっしゃってる*1んですが、そこが安易で残念だなあと思うのです。
それって男子がやったらつまらないいたずらでも、女子がやればいたずらですまないってことでしょう?
ひっくり返して極端にいえば男のやることなんか幼稚なんだから笑って見過ごせ、ということでしょう?


映画の中で描かれる学校もちょっとあれ?というかんじだったのが気になります。先生もうーん?というかんじ。そもそもああいう距離感の先生が下の名前で生徒を呼ぶかなあ、というのが最後まで気になりました。逆に先生もさわこ先生、と呼ばれるかっつーと疑問。
作中で彼女は先生である前に女だ、といっていますが、そこをつきつめていくと「母は恐ろしい」になりそうなのにそうなるわけでもないし。女ってこわいよね的な話にしては、怖くないわけですよ。女をなめてんのかと思います。


それはともかくミズキ役の小林香織さんがよい感じの佇まいで印象に残りました。


後でまた書き足すかも。