女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

しみる。というか痛むというか。

日比谷シャンテシネにて2本(続けてみたわけじゃないです)


人生はビギナーズ!」

Beginners

Beginners

http://www.jinsei-beginners.com/


母親をみおくった父親に「自分は実はゲイだ。これからは好きに生きる」と宣言された息子の話。
息子の現在のラブストーリーと、カムアウトした後の父親との思い出と、息子が小さい時の母親との記憶が交互に出てきます。犬が可愛くて父親がキュートでまいりました。何あのかわいい犬…!なにあのかわいいおじいちゃん…!というかんじ。


しかしヒロイン(でいいのよね?)が不思議ちゃんでどうしてそんな女がいいのか詰め寄りたくなりました。いやまあ男子はちょっと不可解な女子が好きという言説には「ココ・アヴァン・シャネル」の時に納得したわけですがフランス男子だけでなくアメリカ男子もか…!とか思うわけです(そもそも国籍でざっくりまとめるのもよくないよ)
あとLGBT関連の知識がもっとあるとよりしみじみ観られるのかなと思いました。


静謐な感じで終わってエンドロールが始まるとじわっとくる、そんなかんじです。


ヤング≒アダルト
http://www.young-adult.jp/


アラフォーバツイチ女子がイケていた青春時代を取り戻すために故郷にかえって昔の彼氏とよりを戻そうとする話。
ただし、元彼は結婚してて子どもがいるわけ。
んで奥さんもそつのない美人なわけ。多分学年で一番の美人ではないけど、いい感じに可愛い子だったんだと思う。
でもまあ元彼は慣れない育児に協力的なパパで、楽しいけど疲れてるかんじで、ヒロインは「かわいそうな結婚をしているのね!やっぱり私と結ばれなきゃ!」て思うわけ。
…痛い。
が、みにつまされて笑えない。
しかし私はどっちかっつーとイケてない高校時代を過ごしていたわけでヒロインの言動は自分の行動あるあるというよりはこういう人いるよあるあるで、元彼の奥さんとも違うスタンスなわけで、誰に立ち位置が近いかっていうとヒロインや元彼の同級生(オタク)の妹あたりかなあと思ったりしました。
…それも痛い。