女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

各種報道への劇団の対応が納得いかなかったので株主になった話

ごきげんよう。久しぶりに株主総会に出席してきました。しかも今回は出席したい株主総会が大阪であったので自腹で飛行機とホテルを手配していってきたよ馬鹿じゃないのー。

話はさかのぼること昨年末ですが、宝塚歌劇の演出家のセクハラおよびパワハラ報道があったじゃないですか。その後もトップその他のパワハラ的な週刊誌記事が出たりして、ああいう媒体を使ってまでいやがらせをしたい人がいるんだろうなとか、週刊誌的には金ヅルになるってばれたんだなっいうのはあるんですけどそれにしたって劇団の出した各種報道についてのコメントがどうかっつうとな…ていうのがありまして。まず劇団員間のパワハラについて2023年にもなって内部で調査しても成果が得にくいのがわかってないのやばくない?っていう。とはいえツイッターでそんなくだをまいていてもしかたがないので自分でできる手段としてもうちょっとこう…直に訴えられるのは何かなって思ってですね。株を買いました。阪急阪神ホールディングスの。友だちが元々阪神も阪急も株を持ってて、阪急の株主総会は質疑応答が面白いよって話していたのと、毎年タイガースファンの株主があれこれ言うのは知っていたので、ならまあ子会社のエンタテイメント事業のことも質問できるだろうという目論見です。
前々から株主優待目当てで持ってた株とかがあるので証券会社の口座はあって、去年から積み立てをしていたのでそれと、株主優待目当てで買ったものの持て余してたスーパーの株を売ってそれにいくばくかプラス入金して購入資金にしました。ちなみに約定したのは1月下旬なので2023年6月現在よりもやや安値でどうにかしています。ちなみに来年の株主総会に出席したいので間に合うように株を買いたいです!という人は3月29日が権利確定日なのでそれまでに取引をしてください。そうすっと議決権行使書が郵送されてきます。
ちなみに2024年から総会資料はデジタルになるので紙媒体が欲しい人は請求してねっていわれる。今回の総会資料はPDFでみられます↓
https://www.hankyu-hanshin.co.jp/docs/10ab10d9c0d7ffd3ab2c69ff7da74738f1cc3d50.pdf

で、株主総会って平日なので(でなかったら社員が気の毒である)仕事が休めない日にかぶらないのを祈りつつ定期株主総会のお知らせを待ち、年休をとって梅田に行ってきたわけです。朝そこそこはやいから前泊だよ!前日までに一応何を質問するかを考えて、優先順位をつけて項目をまとめておきました。でないととっちらかるしね…。ちなみにそのメモの内容は以下のようなかんじ。

  • 各種報道でハラスメント事案が複数出てきたわけだけど、そもそも権力勾配があってハラスメントがおきやすい構造なわけだからハラスメント研修とかをきちんとしてほしいし、やっているならその旨を公表してほしい。
  • 宝塚ポケットに流すニュースと同じものを機械的に流すだけでいいから公式ツイッターアカウントを開設した方がいいのではないか。現状あやしげなポータルを名乗るアカウントが公式だと誤解しているユーザがそれなりにいる。
  • ファンアートについてとやかく言う前にインスタとかTikTokにアップロードされている著作権違反の動画及び画像の対策をした方がいいのではないか。
  • 娘役のアクセサリーつくって徹夜エピソードみたいなんを美談にするのはもう時代にあわないのでは。
  • 自前でチケットリセールサービスつくってほしい。できればぴあのクロークサービスみたいに相手を選んで分配できるシステムにしてほしいし、匿名でやり取りできるほうにしてほしい。

総会自体は報告事項の報告があって、審議事項の説明があったのちに質疑応答→議決という流れ。会議としては普通の流れですね。質疑応答はまず鉄道事業と不動産事業に絞って受け付けて、二周目(ブロックに分けて質問を受け付けて第二会場もあったので一通り受け付けてからという意味)でその他の事業についてというアナウンスがありました。概ね議長をしていた角会長が適宜回答する人をふりつつ自分で答えちゃうぜスタイルでこりゃあ面白いな…という感じ。全体的な印象として阪神のことは他の人にふり、阪急のことは自分でというスタイルなので、阪急のお父ちゃんぽさあるよねと前述の友だちが言ってましたが私もそう思った。
とはいえ鉄道事業にくっつけてタイガースの話をする人あり、休演が多すぎるのではっていう質問をする人ありだったので一周目でいったほうがよかったの!?と思いつつ、二周目を待ちました。ここで手をあげて指名されなかったら交通費その他が無駄じゃーんみたいなのはあるんですが(とはいえ次の手段もあるしなとかはちょっと考えつつ)最後に指名されたので上の二つに絞って質問をしてきました。個人的にはパワハラと指導の境界をもうちょっと真面目にやってほしくはありますが、ハラスメント研修はしているということと、そういったことについても表に出していくという回答が会長からあったので今後どうなるかはわかりませんが無駄足ではなかったかなと思っています。

ちなみに質疑応答の内容はざっくり分けると以下のようなかんじ。ネットニュースはバズるものをひろってるんだなという印象でした。

  • 鉄道事業部について:ダイヤ改正で通勤ラッシュがひどいとか、バリアフリーの工事がいつごろまでかかるのかとか、甲子園球場に来る人を素通りさせずにお金を落とす仕組みをつくってはどうかみたいな話とか。将来的に導入される有料座席の車両は従来のものと差別化をはかるとか。
  • 不動産事業について:ホテル事業とか過去に造成したところがハザードマップ的に高リスクになったことについてどうにかできないのかとか。ホテルは宿泊主体にシフトしてるけど、自治体が宴会場をつくれといってくるみたいな話もあった
  • 阪神タイガースについて:今年は概ね褒めベースだったのでは?ネットニュースにとりあげやすいのはここなんだなという感じはある
  • 宝塚について:とってたチケットがみられなかった恨み節を放ちに来た株主がいたんだけど、代役でまわらないレベルですっていう回答が出てきちゃって全わたくしがドン引きした瞬間。個人的には感染状況がどれくらいかとかそこまで具体的に明らかにしなくてもいいのではと思うんだけど、そもそも無理して舞台稽古と初日をやるからそんなに感染するのでは…という感じでもある。あとツイッターで散見された休演による減益を気にしているみたいな雰囲気ではなかったです。5類になったからといって感染力がさがるわけではないという認識をあまり持てない人もそりゃあいるよねというのが私自身の印象。各種週刊誌の報道については法廷に話がいっているものについては結論がでるまではノーコメントをつらぬくのと、個人を特定させたくなくて動いた結果がああなってしまったという話をしていました。
  • ホールディングス全体のことについて:女性社員の比率とか、阪神バスの運転手の年齢構成について。あとバス停の屋根が修理できないのかとかもあった(自分のところの土地じゃない場所にあるバス停なので難しいみたいな回答)

ちなみに株主優待で受けられる各種割引の宝塚関連のものはタカラヅカ友の会カードで受けられる割引とわりとかぶっているのとホテル宿泊も正規料金から10%オフとかなので正直各種割引料金の方がお得では?みたいなところがありましてね…有馬温泉太閤の湯が半額とかが美味しい気もするけどそもそも関西に住んでないと使いにくいよなーとかは正直ある。まあいいけど。乗車券はありがたく使います。

ファッションショーそしてフリークスショーってかんじ:JPG ファッション・フリーク・ショー

プロモーションが流れてきてまあこれはみておかないといけないやつだよなって思って行ける日程のチケット買ったら初日でしたなんということでしょう(白眼)

開演ぎりぎりまで空席になっているところがあって関係者席かな?て思ってたらゴルチエ本人でしたよびっくり。終演後挨拶もしてたのでラッキーでした。

 

ジャン=ポール・ゴルチエの今までを振り返るミュージカルで、けっこうアイコニックな衣装がいろいろ出てくるので楽しい。あとドラァグ・クイーンとかが好きな人はより楽しいと思う。とはいえ演出が一部変更になったらしいとか気になるところは色々あって、映画もやるらしいのでそれと合わせてみたいかもという気持ちはある。

シャネルのヴェルニ18番は今みてもときめく:パルプ・フィクション

タランティーノ監督生誕60周年の記念上映があるということでみてきました。

【クエンティン・タランティーノ生誕祭!】『パルプ・フィクション』を3月24日(金)より全国23館で上映決定! | FILMAGA(フィルマガ)

公開時は高校生だったので(多分)映画館に見に行く習慣もなく、というかこのころのタランティーノ作品てめっちゃサブカル受けするものっていうイメージで近寄りたくなかった記憶なんですよね…。
とはいえなるほどああいう画面ってこの映画由来なのかとか、そういうのは興味深かったです。あとユマ・サーマンのつけてるネイルがやっぱりいまみても素敵。

宝塚版のあれこれって演出家の仕業だったんだという驚き:キング・アーサー

瞳子さんがモルガンやるなら見ますともということでチケットを取りました。あと小南満佑子さん可愛いよね…とりあえずホリプロならキャストは歌うまいに決まっているので安心です。

ミュージカル『キングアーサー』 | 【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約

そういえば月組でやったバージョンをみていたなあと思い出しつつアーサー王ってそもそも親の因果が子に報いってやつよな…というのがぬぐえないのでモルガンの復讐の持っていきどころがマーリンじゃないのおかしいよなとかそういうことは思いました。まあマーリンがそこそこの年数をかけてやりとげたことを台無しにしているのが巡り巡ってはマーリンへの復讐であるっていうのもわからないではないんですが、そんなに回りくどいやり方じゃなくてもいいのでは…みたいな。あと主題歌だと思ってた曲がタカラヅカオリジナルだったことにびっくりした(ていう話を某嬢にしたら「私は予習していったからあの主題歌にびっくりしたよ!」て数年を経た感想をぶつけられましたが)あと紫野小雪ちゃんのロリ神さまとかそりゃあ元にはない概念でしょうよ!!!だしモーガンの手下が分裂していたのもお気に入り娘役の出番を増やしたかっただけですかいいぞダーイシもっとやれという気持ちになりました。
話としてはまあオーソドックスな感じなんでしょうが、ランスロットの結末が違うのでびっくりしました。いやほんと。あとランスロットはどの舞台でも美男子っていう前振りと共に登場するのでやる人の心理的ハードルはなかなかに高そうだなと思っていて*1アフタートークショーで演者の方がその辺をネタにしていてトークとしてうまいなと思いました。
とりあえず前田文子さんの衣装は良い。

*1:まああーさとかははいはいイケメンですよすいませんねくらいのノリでしょうが

確定申告に振り回されるわたし:エブリシング・エブリウェア・アット・オール・ワンス

去年の夏に機内で見た時にめっちゃ面白かったので楽しみにしておりました。ぶっちゃけ去年は映画館に行く機会を逸したまま終わってしまい、今年もRRR見たいけど長いな…というのもあってならまあ映画館初めをこれにするかみたいな。日本公開おそいわ!とかもあるけど賞レースで箔付けしなかったら上映館少なくてぐぬぬってなったし某番組で映画紹介コーナーでLiLiCoさんが「めっちゃ面白いんですよこの映画」つうてふーん…ていう雰囲気になっただろうな…みたいな感じもあったのでまあこれはこれでよかったのではみたいな。いや知らんけど。

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公式サイト

話としてはマルチバース世界のアルファの配偶者に「世界をすくうのは君だ」と言われても税務署の書類はやばいし父親がきてる旧正月のぱーちーの準備はあるし娘はやや受け入れがたい恋人を連れてくるしもう大変!みたいなミシェル・ヨーがその巨悪と戦おうとしたら自分のアルファの娘でした、ていう話。いや娘だったっていうのが公式サイトに書かれててそこはネタバレじゃないんだ???て驚いています。
娘は闇おちして結果として世界を混沌に陥れようとしているんだけど、その名前がジョイっていうのもなんかこう…名付けってどの言語でも大事よなという気持ちなのと、エヴリンは元々持っている中国語(広東語?)の名前があるんだと思うんだけどその辺どうなんすかね。んで娘と一応折り合いはつけるんだけど、ぶっちゃけそんなに再生してないと思うんですよねあの家族とはいえ移民一世の主人公が娘とマジで縁を切るのはつらすぎるのでまあこれはこれで…という感じなのかもしれない。とはいえソーセージ指の世界は大変にけしからんので10代でこのシーンを見ていたら薄い本を求めてさまよっちゃうだろうな…という気がしている。あとエヴリンがあそこで娘のセクシュアリティをやや受け入れやすくなるのではないかと友だちが言っててたしかに…て思いました。

新年は歌舞伎座から

夫が伝統芸能的なものをいっかいみてみたいというのでゆーめーで派手な演目がよかろうってことで行ってきました壽初春大歌舞伎1部。あと私は別の日に2部もみた…。

 

https://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/803

 

今年は河竹黙阿弥の没後130年てことでそれぞれの部で黙阿弥の作品があったのですが二部の「人間万事金世中」が新鮮で面白かったです。今の視点でみると主人公の居候先の娘で小金持ちムーブキメまくりなおくらが配偶者に求めるものがはっきりしていていっそ可愛いのでは?みたいな気持ちになりました。一部の弁天娘女男白浪は「なるほどこれが戦隊モノの名乗りの元になってるというやつかー」とかそういう感慨もありつつ、基本的にはコメディぽいものの方が好きかもなという印象でした。

あとはまあどうかとは思いますが衣裳目当てで吉原が舞台になっているやつとかみたいですね…

 

歴史上の人物たちがやってるライブに迷い込むって戦国鍋TVでは: Six the Musical

ブロードウェイのミュージカルってそんなに本数みてないので王道のところをみるべきでは…?ておもいつつ、日本にこなさそうなものをセレクトしてしまうシリーズ。


Six the Musical

 

というわけでSixみてきました。

めっちゃ出来の良いアイドルグループのライブ(寸劇あり)みたいな感じ。推せる。

2023年3月にワールドツアーが韓国に来てその後韓国バージョンが上演されるのですが、ちょっと本気で観に行こうか検討中です。なんでかの説明はログが残るようなところではかきたくないですけど(こら)日本での上演はちょっと難しいと思うんですよねー。