女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

よりそう影『蜘蛛女のキス』

東京芸術劇場で。瞳子安蘭けい)さんの芸能生活30周年ディナーショーでタイトル曲はやってて、むっちゃええやん!て思っていたのにFC先行申込みをうっかり逃してしまい、別口でチケットをあわててとりました。予備知識ほぼゼロで鑑賞。

刑務所の描写がひどくて(人権なにそれ的なところとかがな)まあ前時代的といえば石丸幹二さん演じるモリーナも昭和のオカマ感…ていう方向性のキャラだったんですが原作がまあそういう細かいカテゴライズはない、みたいな時代なのであれはあれでありだなという気がします。性同一性違和はうすめで男子が好き、本人に乙女が内蔵されてる、という印象。で、ヴァレンティンも若さのほうがばーんと前にでてくるなあというか、レジスタンスの中でカリスマとして先頭をぶっちぎってるっていうよりはちょっとのぼせあがってる若者、感があったんですよね。これぞブルジョワでございみたいなマルタとつきあってるし…ていうか顔がいいからかな可愛いよね小南さん。

瞳子さんはさいきんお母さんとかできる妻とか普通の人が続いてたんだけど、蜘蛛女はひっさしぶりに人外で大変よろしゅうございました…あと白燕尾がおがめて成仏しました。