女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

熱狂は、つくれる『アルトロ・ウィの興隆』

よく考えたら舞台の草なぎくんを観るのは☆矢ミュージカル以来では…???(ていうかみたことあるんかっていう)というわけでTLで言及する人がちらほらいた舞台の再演をみてきましたいろいろ鑑みてKAATで。豊洲の時期は正直日程が読めなくてね…センターじゃなかった共通テストもあるしね…。

普段みている舞台と音圧がだいぶ違うのと、内容的に疲弊する感じだったんだけど、普段わりと熱狂を煽ってゆくタイプの芝居をみているせいかイマイチのれないまま幕が降りてしまったというか、元々の事情があるんで設定がドイツ→シカゴになってるのは仕方ないんだけどそれを今そのままの演出でやるのもなーみたいな気持ちがちょっとある。シカゴと言えばギャングだけどさあ。主人公のウィはかっこよく、さすが元アイドルというか三階席までばしばし目線は飛んでくるし、ダンスもキレキレだし、たしかにカリスマとして練り上げてきてるなって印象でした。あとはまあ一階前方でみたらのまれるよねーこれ。ラストのモノローグは元々あるものなんだそうですし、まあこれがないとどうとでもとれるなというラストなんだけどそれでも蛇足では?感が否めなくてのりきれなかった感が決定的になっちゃったなーと思いました。国旗を使った演出はとてもわかりやすくて嫌いじゃないです。

とはいえ、白井晃の演出の舞台ははじめてみるのに「あ、なんかこの演出の感じむっちゃ白井晃!」て思ったのが自分の中では面白かったです。多分高校生の時に同級生が遊◎機械について語ってたのをきかされたせいだと思う…刷り込みっておそろしいな。