近所の単館系映画館が初日から「スポットライト」をかけるというので見てきました。
http://spotlight-scoop.com/
- 作者: ボストングローブ紙〈スポットライト〉チーム,,有澤真庭
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2016/04/07
- メディア: 単行本
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私は小さいころから生まれ育った町がここです、みたいなのが薄くて*1割といつもよそ者として移り住んでいる感があるのだけど、それがあるのとないのとではこの映画のとらえ方って違うんじゃないかなーということをふと感じました。
私はボストンにはまだいったことはないのだけど、例えばニューヨークよりは町感がありそうだなとか、地元に根付いてる人が多そうだな、とかそういうことは想像ができるし、カソリック教徒が半数以上という場所において教会という確固としたものに疑問を抱くことは難しいというのもわかる。大きな力に疑問を持つのはいつだって、それがなんであっても困難を伴うし、もしかしたら自分が間違っていて抹殺されるかもしれない不安が付きまとう。よそ者であり、ユダヤ教徒である新しい局長がくるまでこの問題に真っ向からで取り組めなかったのは仕方ない。
でも仕方ない、といってそのままやり過ごさない姿勢が大事なのだという映画なんじゃないのかなー。
*1:ずっと通勤通学の乗り換えで使ってる池袋とか、通いなれた母校のある駅の周りとかは愛着はあるけど、それが住んでいる町ではないっていうのが常なので。