女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

彼は何をみていたのか『ミュージカルGOYA』

フラメンコを習っていたので(現在はお休み中)今井翼さんがやるならみないとなーあと仙名君がでるし、キムラ緑子さんも生で見てみたいしなーということでチケットを取りました。
平日夜公演を取っていたら開演時間15分繰り上げで死ぬかと思った…トイレに行きそこね、水分も何もかも調達できずに着席。

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一言で感想をいうとスーパー仙名彩世タイムがすごかった。

というのは置いといて。
ゴヤの没後、ゴヤが晩年住んでいた家のシーンから始まるオープニングは黒い絵の代表作である『我が子を喰らうサトゥルヌス』が映し出されたスクリーンを背景にコロスがうごめくちょっとグロテスクな幕開きなんですけど、そのあとはコミカルな場面もはさまれつつゴヤの半生を年代を追ってたどるので大変わかりやすいです。時代でいうとフランス革命が起きてナポレオンが台頭して、みたいなベルばらとかこないだの雪組公演fffの並行世界としてのスペイン宮廷と雇われ画家、みたいな。時代が被っているのでまあなあと思いつつ、ちょっと後半の演出でfffとかぶりすぎではないですかね…みたいなところがあってうーんちょっと…みたいなところがありました。このスクリーン、2枚あって場面場面でキーになる作品等が額縁込みでうつされるのでどんな絵が話題に上がっているのかとかが視覚的にわかりやすくてよかったです。
ゴヤが主人公だけと配役のバランスとしてはストーリーテラーを務めているテバ伯爵、マリア・ルイサ、アルバ公爵夫人の3人がむっちゃ強くてそこに振り回されるゴヤ(と妻のホセーファ)て印象でした。個人的にはキムラ緑子さんを舞台で見てみたいと思ってチケットをとったので大変に満足です。