女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

何かを叩く人はその何かを恐れてる人だ

たとえばファッション。
ファッションをくだらないとか軽薄だという人は、自分がファッショナブルなグループに入っている自信がなくて、怖いからファッションをけなすのだ。


という話で始まる映画をみました。そのタイトルは「ファッションが教えてくれること」
なんというか…非モテ研究に役立ちそうなかんじ。
映画自体はヴォーグ2007年9月号を編集する作業を追ったドキュメンタリーで、ファッション業界の一部をみることができます。


科学や文化の基本的なところを「直近で利益が還元できないから必要ない」といって切り捨てるような国は、もうどこかの属国になるしか未来がないんじゃないかと思わせる、本日の行政刷新会議の仕分けでした。
今、貴方が手にしている携帯電話や、パソコンや、suicaや、電車がきっちり動いていることとかなんかも、過去の科学の基礎研究の結果です。
今、貴方が楽しんでいるドラマという手法や、ケータイ小説や、マンガや、カラオケや、いろんなものは、一見無駄として切り捨てられてしまうかもしれなかったものから生まれた文化の結晶です。


なんてことをくるくるとかんがえるのです。
そもそも文化とか科学って、貴族の趣味から発生しているようなものし、恋愛だって高等遊民の楽しみなのです。
それを忘れてはいけないと思う。