女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

女性間の分断にいいように使われがち

http://d.hatena.ne.jp/honeysky/20060120#p3
だけで終わるのもどうかと思うのでもう少し(だけどきっちりこの話関連の記事を読み込めていないのでトラバとかはしません)

こういう女性(というか名誉男性といえばいいの?)の発言がネットで(しかもそれなりのアクセス数をかせぐ場所で、それなりの知名度のあるであろう人の名前で)流れて騒動になると、いい目を見るのは男性、というオチがつきがちですよね。もちろん、男性の中には苦言を呈していらっしゃる方もいるだろうし、賛同する女性もいるんだろうけれど(それは言論とか思想の自由だし。思想が一致しない人なんかいくらでもいるよね)この騒動で誰が得をするかといえば、今まで既得利益として享受していたものを色々と手放さざるを得なくなってしまった男性たち、なのではないでしょうか。

この騒動は「女は女らしくしてれば身の安全その他を保障されてそれなりに快適に生きていけるんだからそれに従えばいいのに」という女性と「女らしいという概念によって行動の制限をうけてたまるか」という女性との間に溝をつくり、「女らしいという概念によって行動の制限をうけてたまるか」という女性の行動を快く思わない男性に有利なネタをまきちらしているようにみえます。まあ、それで名誉男性は自分の立場も補強できるんでしょうけど。
あたしは性被害にあったひと(男女問わず)に対して「何があっても貴方を傷つけた相手が悪い」という立場でいたい。というか、そうでなくてはいけないと思う。

ギャグとして言うけど、伊勢崎のジャンヌダルクを名乗られている方は「女性は女性らしさが大切なので、議会では副議長までしかできません。議長は男性がやらなくちゃ」といわれたらそれに従うんですか。「男らしさ/女らしさ」を尊重するってそういうことにならない?