女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

キリキリします(主に胃が)

最近購入した本メモ。

他にもあるので書き足しておきます(web本棚に追加しなさいよ私…)
「感じない男」はあくまで「私は」という視点に限定して話をすすめようとしている姿勢がわりと好感が持てます。

個人的にはフェミニズムにはあまり関わらずに生きていきたい*1のにキリキリとしながらも読んでしまうのはもう精神的マゾヒズムとかそういうシュミなんだとしか思えないなあ。とほ。

しかしフェミニズムというかそういうようなものは中学と高校で呪文のようにたたきこまれてきて、かつ大学でもそういう指導教官の下で過ごしてきちゃったんだからしかたないよねーという気もする。あと私の専攻は近現代アメリカ・ヨーロッパなのでどうしてもジェンダーとか家父長制とか家庭の中の女性というテーマからは逃げられないのです。ぱっと見関係なさそうなのに、例えばヴィクトリア朝イギリスの女性たちがまとった極端に長いスカートや大仰な袖や高すぎるようにも見える襟なんかはジェンダーバイアスとの関わりがないとは言えないし、普段萌え萌えしているメイドさんという立場だってフェミニズムの視点が関わってくると不愉快この上ない、のです。
例えば『エマ』におけるウィリアムとエマの恋愛とその障害だって、ようするにウィリアムの身勝手(というと語弊があるかもしれないけど)からきているものが大きいし、障害にしても男性がつくりあげた(男性に都合の良い)社会だからエマがつらい思いをするわけでジェントリとしての立場をとるかそれとも愛に生きるかというのもエマには当事者の一人であるにもかかわらず介入することができないウィリアム個人の悩みであり、とっとと決着をつけないお前が悪いんだよという感想があるので『エマ』がメイドものの正統派であるという見方に私は疑問を覚えます。

だからみんなもっと『シャーリー』にも萌えようよ!というオチ(まてこら)

*1:ヘテヘテしく男性パートナと結婚とかしてるのは何故?とか自己矛盾におちいるから