女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

事実をかいてあるけど、くらーい気持ちになる

ちょっと前に買って一読して、じわじわと再読しました。とりあえず勧めてみたい人はいるなあ。JJ>VERY>STORYといける人を分析できるということはその流れに結局は乗り切れてないということなんだろうなあと思ったりします。


結婚の条件
作者:小倉千加子
出版社:朝日新聞社
定価:¥ 1,260
発売日:2003/11/14
ISBN:402257884X

あともう一冊。没落もなにもそもそもフェミニズムって栄えてないんじゃあ、と思いながら読みました。


なぜフェミニズムは没落したのか
作者:荷宮和子
出版社:中央公論新社
定価:¥ 798
発売日:2004/12
ISBN:4121501594

この種の本の中でいわれている「フェミニズムのようなもの」について私は異論を唱えることはないけど、フェミニストだと名乗る人々が経済特区にいるから実際の働く女性の現状がわからないのだ。それがけしからん!という話については同意しがたい。だってそれは想像力が足りないとか恵まれているということに自覚がないとか仕事から逃げるように結婚して家庭に入る人が目に付くというだけのことで、実際に現状を説明してくれる人が周りにいないってことの証明にしかならない。フェミニストと名乗る人についてとやかく書き、人々がフェミニズムに対して嫌悪感やそういう嫌なかんじを持つようになってしまった原因が彼女たちにあるように書いているけどそれもつきつめれば「私たちは別のやり方でこんなにがんばってきたのに、邪魔されたわ!迷惑!」という話にしか読めないんだよねえ。フェミニズムにもフェミニズムなようなものにも「敵」が想定されてるように読めて、それが読んでいてぐったりとしてくる理由かもしれない。

敵をつくるのは上手いやり方ではないと思うのだけど。どうだろう(かいててわけわからなくなってきた。あーあ)