女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

自立の手がかり

ところで娘の自立の仕方がドラマと原作で違うので少し考えてみようと思います.
ドラマは「自分の夢」を道しるべに母の敷いたレールから降りるのに対して原作では初恋の男の子との再会をきっかけに変わっていく,という流れになっています.また,母親についても結婚のために実現間近であきらめた夢がドラマではより具体的になっていて女として愛されていない自信を埋めるために娘を否定する,という状態はうすくなっているように感じられました.
また,将来の夢にむかって娘が歩き始めることで原作にあった「女の幸せ=恋愛・結婚」というニュアンスはなくなっています.まあ,デパートの休憩室でたむろしているおばちゃん3人組が逆にその辺を強調している気がしますけどね.