女教師Aの小部屋R

あちこち行ったり観たり食べたり

安心して楽しめる90分コメディ『チア・アップ!』

アメリカといえばチアリーディング、みたいなあれかねっていうのでみてきました『チア・アップ!』

 

cheerup-movie.com

 

ダイアン・キートン演じるマーサが遺品整理セール(自分のだけどね)で身の回りのものを処分して、ジョージア州にあるシニアタウンに移り住む。遺品整理するほどの年にみえないんだけど、セールのやりとりで「死因は?」て好奇心たっぷりに聞く客に「ガンで」て答えてるし、ジョージアにむかう途中でああ本当にガンなのかっていうのがわかりつつ、コミュニティにややなじめないマーサが隣の住人であるシェリルのお節介にまきこまれて昔やっていたけど人前で披露することなくおわったチアを再びやろうと奮闘するが--?とかいたところで展開はだいたいよめますね。よめるけどそこは重要じゃない。メンバー集めではいろんなものが立ちはだかるんだけど、印象的だったのはアリスの配偶者と息子がよってたかって老女を家に閉じ込めようとするところですね。配偶者は「死ぬまで待ってろ」て言って服薬ミスですぐに亡くなるし(コメディだからね)息子はマーサたちに出し抜かれるわけですけど、まあこういう家族っているよなあみたいな感じでした。しかしこの映画を推すコメントをしている高齢者男性陣はこのシーンについてどう思ってるんだろう自分は大丈夫、みたいな感じなのかな知らんけど。

アメリカのハイスクールといえばチアはスクールカーストの最上位みたいな話はちらほらききますが、その中でも序列があるというようなことをうっすら押しだしてて、当然センターをやるよねって顔の白人女子がむっちゃ嫌な奴としてかかれててカラードのクロエが(そもそもはシェリルに脅されてなんだけど)マーサたちのチアのコーチをやる中で自分の居場所を見つけていくというのがなんとも今っぽいなという印象でした。それにしてもアフリカ系なのかなって人はシニアになっても尻の位置が高いそして丸い。

まあほんのり終活ムービーでありつつ女同士の連帯コメディなのでレディースデーに見るといいです。ていうかロッテントマトで評価低いの、観ててノケモノ感を強く感じる人もいたからではみたいな(言いがかり)